食事の支度でいちばん時間を取り、頭を使うのが献立です。意外に思えますが、料理そのものよりも献立を考えるのがたいへんなのです。料理だけなら体が覚えていてボーッとしながらでもできますが、献立を考えるのはそうは行きません。一汁一菜の簡単なものでも、「冷蔵庫に卵はいくつ残っていたかな」「賞味期限の迫っていたベーコンがまだあるからアレを使わなければ」などと頭を使います。今は仕事をしながら家事もする人が多いので、繁忙期には「献立なんか考えていられない」といっぱいいっぱいになることもあるでしょう。そこでおすすなのが、何曜日には何を食べる、などと決めてしまうことです。一週間全部決めてしまうと今度はそれを守るのに苦労するので、まずは週に一度献立を考えなくていい日を作ってみましょう。できればカレーのように、買い置きできる食材であまり考えずに作れるようなものだとさらに効果的です。一週間のうち一日でも献立から解放されるとかなり楽です。